エースコンバット アサルト・ホライゾン

エースコンバット アサルト・ホライゾン - Xbox360

エースコンバット アサルト・ホライゾン - Xbox360

 
7時間ほどプレイ。ナンバリングを外して新たなシリーズに突入した本作は様々な場所で新機軸を導入している野心的な作品と言える。
「DFM」と呼ばれる、敵の背後に回り込む半自動航行システム、敵の背後を自動的に飛んでいくので迫力のあるグラフィックと確かな手応え、そして作り手側が見せたい演出をゲーム内に行える画期的なシステムだろう。ただ、これのおかげで1機を撃墜するのにずいぶん時間がかかってしまうのも事実。これでないと破壊できない機体は厳選してもらいたかった。
今作から架空の世界の「自分」という伝説的エースパイロットからアメリカ合衆国のウィリアム・ビショップ中佐に主人公が変更。異世界でなくなったためにトンデモ兵器なし、トンデモシチュエーションなし、もちろん戦闘機が数分間潜れるトンネルなんてあるわけなしでストーリー的、シチュエーション的にずいぶんパワーダウンしてしまった感じ。実在する街の上空での戦闘はオンラインのみでも良かったように思う。
いろいろ野心的な取り組みをしている本作だが、DFMを改良し、もとの異世界の物語に戻した「エースコンバット7」を次は期待したい。