冬の新番組/テレビアニメの質の低下

2月3日スタートの「びんちょうタン」「REC」で冬の新番組があらかた出揃ったわけだが、その中で今でも視聴継続しているのが「マジカノ」「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」「よみがえる空 -RESCUE WINGS-」「Fate/stay night」「練馬大根ブラザーズ」「びんちょうタン」「REC」。
逆に切ったのが6本。始まったばかりの「びんちょうタン」「REC」を除けば番組スタート1ヶ月で過半数を切ったことになり、自分でも驚くほど多かった。
切ったアニメのタイトルはここでは控えるが、そのすべてがいわゆる「萌え」系のアニメだった。萌え系アニメに飽きたのだと言われると、そうかもしれないと言わざるを得ないが、「マジカノ「かしまし」Fate」あたりは面白く見ていられることからも「萌え=肌に合わない」ではなさそうだ。
私が切ったアニメはどれも第1話の時点でそのあまりの浅さに唖然としたものばかり*1で、切るのも時間の問題だったといえるかもしれない。これらの番組はアニメ化すること自体不思議なほど出来が悪い原作か、製作期間と予算が限りなく非現実的か、そもそもその才がない人間がその任についてしまったかのいずれかに該当するように思えてならない。
要するにアニメが多すぎるわけだ。安易な企画と安い脚本でも萌える絵と人気声優が出ているだけで企画が成り立ってしまうのが萌えアニメの悲しいところだ。もちろん例外も多数あるが。
いち視聴者としては週のテレビアニメの数を今の半分に減らしてもいいから質の高い原作の選択と余裕のある制作スケジュール、才能ある人材の発掘と育成に尽力してもらわないとこの先私の趣味がひとつなくなってしまいそうで怖い。
まあ、こんなことはただの視聴者の戯言で、プロデュースサイドはそんなこと知ったことか今期の経常利益が確保できればいいんだなんてのは百も承知なんだが。でもあんまりひどいものばかりリリースしていてアニメ版「アタリショック」が来ても知らないぞと。「よみがえる空」みたいなアニメは日本のアニメの良心かな。

*1:1話を観る前に情報を集めて取捨選択しろという意見もありそうだw