PLUTO(3)

PLUTO (3) (ビッグコミック)

PLUTO (3) (ビッグコミック)

2巻と表紙の区別がつかなかったのは内緒です(笑)
恥ずかしながら原作「鉄腕アトム」は読んだことがありません。手塚作品は「ブラック・ジャック」と「火の鳥」くらいしか読んでいないので……勉強不足ですね。
そんなだからわりと先入観なしで読んでいるのだけれども、この3巻になって「人間とロボット」というテーマがより深く掘り下げられていき、とても興味深い。この構図はそのまま民族間の対立につながっているわけで、この原作が40年も前に書かれたものであることに今更ながら驚き。
その驚愕の原作と、浦沢直樹の恐ろしいまでの画力とコマ割りによって今日本で描かれている漫画なのかでも最高峰に位置する作品であることは間違いないだろう。