6月終了アニメを振り返る

思えば史上空前の新番組数として話題になった4月。それから3ヶ月たち、その中でもいくつかの番組が最終回を迎えました。6月終了番組のうち、私が観たものについて雑感を述べようかと思います。

Fate/stay night

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人気ゲームのアニメ化と聞いて期待していたのだが、盛り上がりに欠ける物語導入と原作未経験者に対する突き放した姿勢についていけず脱落。作画は丁寧で好印象だっただけに残念。

ひまわりっ!

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こちらも作画レベルは全体的に良好。しかしまるで行き当たりばったりなシリーズ構成は甚だ疑問。キャラクターと世界設定は一風変わっていたものの練りこみが足りなかったのか矛盾点が噴出。時折面白かったエピソードがあっただけに惜しいところだ。

蟲師

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内容には文句なし。独特の世界観と完成度の高い脚本、美麗な作画と飾らない声優陣の演技に彩られた日本のアニメ史に間違いなく名を残す珠玉の逸品ともいえる作品。唯一の汚点はフジテレビで放送してしまったことにあるだろう。

吉永さん家のガーゴイル

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トライネットアニメで初めて観たまともなアニメ。原作エピソードを鬼のような超高速で消化してしまったことは極めて残念だったが、オリジナルエピソードはそこそこの出来。作画レベルも高レベルで安定していた。もし第2期があるならもっと地に足のついたシリーズ構成を求める。

涼宮ハルヒの憂鬱

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6月終了番組の中でもっとも注目を集めたアニメ。原作の魅力を補完してそれ以上に昇華するべく投入された数々の仕掛けに眼から鱗が落ちっぱなし。こんな演出もあったのだと思い知らされた。原作既読組としてはそのフィーバー振りには少し戸惑ったけれども、そのフィーバーにも納得できる出来のアニメだったと言えるだろう。

女子高生GIRL’S*HIGH

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愛すべきバカアニメ。明らかに予算も期間も不足しているだろう製作体制の中、それを逆手にとってギャグの領域まで消化してしまうセンスには脱帽。観ている側も気楽でいられる、ある意味癒し系アニメ(笑)

西の善き魔女

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背景美術は圧巻。しかし13話でこの世界を表現するのはあまりにも無謀だった。世界観もキャラクターも良くわからないまま終わってしまった印象。1年ものとしてのリメイクを希望。

魔界戦記ディスガイア

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最終3話の出来はそこそこ◎。しかしそれ以前の出来は決して褒められたものではない。限られたりソースをラストに集中させるやり方はありだと思うが、このクオリティで全編やってくれればとも思う。視聴者とはかくも我侭なものなのです。

夢使い

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そのあまりに特殊すぎる世界観と物語の構成にあっさり白旗。人によっては好きそうなんだが……

錬金3級 まじかる?ぽか〜ん

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6月終了番組の中でもっとも掘り出し物だったアニメ。独特のゆる〜い雰囲気と魅力的なキャラクターが好印象。もっとも続編が観たいアニメかもしれない。時々作画が崩れてしまったのが残念だ。