まかでみ・らでぃかる(4)

 
 
簡単に言えば作者・榊一郎のオタク自慢&自爆ノベル。本編中に出てくる数多くの伏字が伏字になっていないところは今人気の「ハヤテのごとく!」に通じるものがあるな。もうわかる人だけわかってくれ状態。『姉妹』と書いて『スール』と読ませるとかはもう基礎知識として読者の頭にあるのが前提で物語が進んでいく……のはいいことなのか悪いことなのか(笑)
『先輩』佐久間榮太郎が出てくるのと出てこないのでは180度物語の雰囲気が変わるということがすごくよくわかる1冊。オタク全開の「妹なんですけど」「ファッションショーなんですけど」と、いい話の「骨董品なんですけど」では本当に同じ世界観なのかと疑いたくなるほど雰囲気ががらりと変わるのは面白い……のか!?
おっとひとつ書き忘れた。『バイ●ァム』とか『ボト●ズ』を忘れても『エルガイム』だけは忘れたら絶対にだめだぞ!