トラスティベル 〜ショパンの夢〜
- 出版社/メーカー: ナムコ
- 発売日: 2007/06/14
- メディア: Video Game
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しかしそれらプラスの要素をすべて消し去ってあまりあるシナリオの酷さ。一瞬にして現実に引き戻してくれる稚拙な言葉遣いや、キャラが頼まれてもいない内面をだらだら垂れ流し続けるイベントシーンは序の口。唐突に現れる仲間、共感できないどころか何を考えているかすらわからない登場人物たち、脈絡のない展開、何が起こったのか理解しがたい演出、投げっぱなしの設定、まるで途中で飽きたと言わんばかりに唐突に現れるラスボス、そしてエンディング。「哲学的」というにはほど遠い電波的内容。
サブタイトルにもなっているショパンは突然登場して、中盤から後半にかけて全く台詞がないにもかかわらず思い出したかのように語り出す。ショパンが出てくる意味が全く感じられない。ここまで酷いシナリオも珍しい。能力もないのに地位だけでシナリオライターの座をごり押ししたようにしか見えない。
10分でクソゲーだとわかるゲームよりも、24時間プレイして空しさしか残らないゲームの方が遙かにたちが悪い。