ラブプラス

ラブプラス

ラブプラス

 
プレイ時間100日(ゲーム内)くらい。コナミのギャルゲーと言えば「ときめきメモリアル」なわけだが、この「ラブプラス」は次の世代のコナミギャルゲーのスタンダードを目指して作られた、そんな感じがする。DSなのにフルボイスだということ、キャストが微妙に年上のゲーマー層アピールなのもポスト「ときめきメモリアル」という感じをいっそう強めている。
登場するヒロインの数こそ3人と少ないが、そのぶんひとりのヒロインの内容を極限まで濃くして、結果的に魅力的なキャラクターに仕上がっているのは好感が持てる。グラフィックもDSなので荒いのだが、それを何気ない仕草で補ってかわいらしさを演出することに成功しているように思われる。
ゲームプレイは意中のヒロインから告白されるまでのモードと、つきあってからの日常生活のモードに大別される。告白されるまでのモードは、「ときめきメモリアル」と同様、自分のパラメーターを上げて意中のヒロインの好みの男になると言う流れなのだが、個人的にはこのモードは冗長に感じられた。ゲームのメインはむしろ後者であるから、女の子からの告白はいっそのことオープニングで済ませてしまうくらい大胆なことをしてしまった方が「ときめきメモリアル」との差別化を図れるのではないだろうか。後者のモードでのデートに誘うためにパラメーターを上げるのもしかり。ゲーム的な要素を残しておかないと不安になってしまう気持ちはわからなくもないが、次回作ではもっと大胆に変えてもらいたい。
DSのゲームらしく、タッチをしたり、声で話しかけたりするモードがあるのだが、タッチをするモードはどのタイミングで何をすればいいのかがよくわからない。声で話しかけるモードは部屋で一人の時には恥ずかしくてとてもできません(笑)。もしかして制作者の思惑通り!?