狼と香辛料(16)

本編最終巻。
店を構えてロレンスとホロは仲良く暮らしました。めでたしめでたし。となればいいものを、最終巻にしてまさに波瀾万丈。ロレンスとホロが別行動を取っている間にロレンスは生死の縁をさまようわ、仲間を見捨てて逃げ出すことを本気で考えるわ、どう考えても勝ち目がない戦いに首を突っ込むわで、3巻分くらいの冒険がここへ来て待ち構えているなんて原作者の底意地の悪さが垣間見える(ウソ)
本編はここで終わりだけど、エピローグがまるまる1冊残っていたり、短編集があったりしてもうちょっと続くようなので、最終的にはよき人々が笑って悪しき人々が歯ぎしりをする、そんな結末にせめてして欲しい。