3DS値下げ

 任天堂は28日、携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」の価格を8月11日から現行の2万5000円から1万円値下げした1万5000円で販売すると発表した。2月26日の発売から半年未満での値下げは極めて異例。

ニンテンドー3DS:異例の1万円値下げ 8月11日から1万5000円で販売 - MANTANWEB(まんたんウェブ)

引用元にもあるように、発売から半年も経たずに1万円も値下げしたらそりゃあ高い値段で買った人は怒るだろうなあ。かといってこのままの値段でPSVitaが発売してしまったら確実に息の根を止められるわけで、任天堂としても苦渋の決断だったことは理解できる。それとユーザーの心境を考えなかったのはまた別の話。
では、この価格で3DSが売れるかというと……この先数週間は売れるだろう。しかし、ゲーム機とはソフトがなければただの箱とは10年以上前から言われていたこと。遊べるソフトが極端に少ない3DSで本体価格を下げても焼け石に水程度にしかならないだろう。最初から1万5千円だったら、ソフト不足はともかく、PSVitaの戦略にも多少変化があったろうから今よりは多少ましな状況になっていたかも。憶測の域を出ないが。
つまるところ、Wiiにしろ3DSにしろ、今の失速を招いているのは間違いなくソフト不足なわけで、そこを強化すればWiiだろうが3DSだろうがきっと浮揚のチャンスは来る。ゲームキューブやアドバンス時代の良ゲーを連発していた時代の任天堂が戻ってくればあるいは……。だが、その確率はきわめて低い。新規顧客開拓を言い訳に面白いゲーム作りを怠ってきた任天堂に復活の目はあるのか、私にはわからない。