GREE幹部の発言に思う

突然だが、いわゆるソーシャルゲーと言われるアプリも私はやっている。どんなものか知らないと評価のしようがないからだ。まあ正直90%は……だが。

 基本的に無料で遊べるのがグリーのソーシャルゲームだが,岸田氏が指す「収益化モデル」とは,有料アイテムなどにお金を出してもらうためのモデルのこと。キーワードは「納得のいく失敗と劇的な変化をもたらすゲームデザイン」と「自己顕示欲を最大化するソーシャルデザイン」だ。
 収益化モデルの構築には,失敗に意味があることをきちんと演出することが重要であり,有料アイテムは見た目に効果が分からないとダメだという。「細かなゲームバランスよりも,課金機会の演出,効果の演出のほうが大事」と岸田氏は指摘する。

[CEDEC 2011]稼げるゲームはこう作れ。グリーが明かす「セールスランキングNo.1プロダクトの作り方」 - 4Gamer.net

講演の内容が「セールスランキングNo.1プロダクトの作り方」ということを差し引いてもこれはひどい。ゲーム会社(今までのゲームを作っている会社をあえてこう書かせてもらう)の人は現場はもちろん、いわゆる「お金儲け担当」の人だってこんなことは絶対に言わない。いかにプレイヤーを楽しませるか、それがないと長続きしないことは百もわかっているからだ。この人の言っていることは要するに「ゲームの面白さなんてどうでもいいから短期的に儲かればいい」。まさに焼き畑農法。まさに守銭奴
もう何十年もゲームをやってきてる私とはまどかとキュウべえくらい価値観が離れすぎていて話が通じるどころではない。
いや、キュウべえの方が魔法少女たちとの関係を改善しようとしている分、まだ救いようがあるかもしれない。

 スマートフォン向けゲームが普及した背景について「ゲーム機を買う必要がなくなったほか、(コンテンツについても)店まで行かずにボタン1発で買えるようになった流通革命が大きい」と分析。また「まとめ売りからばら売りへの販売手法の革命もあった」と述べた。

グリー社長、携帯ゲーム「これから日本以外で伸びる」 :日本経済新聞

どうしてこのようなケンカを売るようなことを言うのか。ゲーム会社の人もGERRのアプリを作るかもしれないし、ゲームプレイヤーもGREEの会員になるかもしれないのにこんな発言をして反発を買っても何のメリットもないように思える。やはり価値観が違いすぎて理解できないのか。
このような会社にCEDECTGSに参加して欲しくないし、これを「ゲーム」と呼んで欲しくない。