次世代ゲーム機は必要なのか?

次世代ゲーム機についての噂が現実味を帯びてきた。やれ、メモリがいくつだの、やれ、コントローラにタッチパッドだの、やれ、モーションセンサー標準装備だのといよいよそのときかという感じもする。PS3発売(2006年11月11日)から6年あまり、Xbox360は更にその1年前だから、出てもおかしくない時期だ。
だが、本当に次世代ゲーム機は必要なのか?
ソニーやMSには必要だろう。熱心な一部のハードコアゲーマーにも必要かもしれない。だが、そういう人は世界に何人いる?ほとんどの人はPS3PS4の区別なんてつかないんじゃないか?
新しいゲーム機が出るたびにそのグラフィック性能に驚かされた時代はもうとうの昔に終わっている。私が家庭用ゲーム機のグラフィックに驚いたのはPS2よりも前、ドリームキャストが最後だ。今度の新世代機は並べてみても区別がつかない人がいるかもしれない。このままだと高品位CDが全く普及しなかったことや、ブルーレイがDVDほど普及していないことと同じように、一部マニアのもので終わってしまうのが何より怖い。
そして、膨大な開発費を回収するためにゲームはより保守的になって大作の続編ばかりという今の状況が更に加速するのが怖くてたまらない。ゲームの多様性の死はゲーム文化そのものの死ではないだろうか。任天堂はそれを嫌ってモーションセンサーに活路を見いだしたが、結局のところは目新しさだけの楽屋オチに近いものだった。
じゃあ、どんな新型ゲーム機ならいいかって?そんなことがわかっていれば今頃はSCEかMSにいるってば(笑)。そうだな……性能はそんなに高くなくてもいい。タブレット型と据え置き型の2タイプあって、両方とも全く同じゲームが出来るというのはどうだろう?外出先やベッドルームではタブレット型、リビングでは据え置き型。WiiUのタブコンが独立して動くような感じとかいいんじゃないかな。それで開発にお金がかからなくて、独創的なゲームがたくさん出てくれると完璧だ。
さあ、明日2/20はPlayStation4の発表だ。発表されなかったらどうしよう(笑)