モノにはつられませんよ?

 アニメ関連のDVDソフト業界トップのバンダイビジュアル(東京都港区)は11月29日、東京・汐留の本社会議室で、一風変わった記者発表を行った。「『ギャラクシーエンジェるーん』中間報告会」と銘打たれた発表会は、10月からテレビ放映が始まったアニメ「ギャラクシーエンジェるーん」の近況を紹介するもの。
(中略)
 DVDも特典が満載。25分の本編に声優が出演したイベントの映像を65分付け、さらに新曲3曲を収録したCDや、コンサートの応募券などを封入した初回限定ボックスを用意する。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0612/08/news069.html

私は月に2〜3本はアニメDVDを購入するアニオタだが、こんな手法には全く賛同できない。特典をつけるくらいなら本編だけにして値段を今の半分にしたバージョンを1年後でもいいから発売すべきだと思う。
正直、今のアニメDVDは高すぎる。私は面白いと思ったアニメに関しては「中身がよければお金を払いますよ」という意思表示のつもりできちんとDVDを購入することにしている。でもそれができるのは予算の都合もあって年に4〜5タイトルが限界だ。今年買ったDVDは映画をのぞくと「錬金3級 まじかる?ぽか〜ん」「涼宮ハルヒの憂鬱」「ぱにぽにだっしゅ!」「フルメタル・パニック!TSR」「かみちゅ!」だけだ。いったい、今年何タイトルのアニメが放映されたのだろうと考えるとほんのごくわずかだ。たとえば「攻殻機動隊」なんかは高くて手が出なかったし、そんなアニメはほかにもある。
そもそも、価格と内容のバランスがとれていない商品が売れるわけがない。にもかかわらずYouTubeのせいで売り上げが減少しただのほざいている制作会社を見ると虫酸が走る。無料のテレビ放送の時点でたいして面白くないと思われているような番組を誰が2話8000円で買うのか?YouTubeにアップされまくった「涼宮ハルヒ」は売れなかったか?そういうことだ。
売りたかったらクオリティを上げる。それでもダメだったら安くする。こんな商売の基本もわからずにモノを売っているのか、この業界は。
引用に使わせてもらった「ギャラクシーエンジェる〜ん」、前作「ギャラクシーエンジェル」は全部DVDで持っている私だが今のところ買う予定はない。4話収録4500円なら買うかもしれない。人によってその線引きは違うけど、そんなものだ。

 
 
↑1話収録で標準小売価格6000円はあり得ないでしょ