脳スゲー

スーパーコンピューター内の1TBのメモリー空間に800万ニューロン、 1ニューロンあたり6300シナプスで構成されたネズミの大脳皮質を再現し、ニューロンによるスパークスをシミュレートすることに成功した。

研究に用いられたブルー・ジーン/Lはネバダ大学で運用されているもので、合計4096個プロセッサ(1プロセッサーあたり256MBメモリ)が用いられたモデルとなる。

研究グループはこのプログラムを使って、実際の動物の脳で見られる大脳皮質内での神経インパルスの流れをシミュレートし、その過程でコンピューター内に再現されたニューロンが自発的にグループ化することなどを再現することに成功したと述べている。

ただし、このシミュレーターで再現できたニューロンの数は実際のネズミのものよりも少なく、また、プログラムの実行速度も実際のネズミの脳の約10分の1にしか過ぎないなど、多くの制約も持っているという。

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200705011520&page=2

現代のスーパーコンピューターをもってしてもネズミの脳の1/10も再現できていないのか。これでは人間と同じ思考を持つメイドロボの開発はまだまだかかりそうだ。