灼眼のシャナ(16)

灼眼のシャナ〈16〉 (電撃文庫)

灼眼のシャナ〈16〉 (電撃文庫)

 
 
"ミステス"坂井悠二のエピローグであり、"祭礼の蛇"坂井悠二のプロローグでもあるこの巻はまさに「終わりの始まり」にふさわしく、静かに、かつ大胆に人間関係の再構築が行われていくのが興味深い。特に悠二が御崎市に戻り、これまでシャナと共に歩んできた数々の物語を振り返るシーンなど、まさにこれまでの総括であり、もう戻れない日常への別れでもあることを強烈に印象付けさせてくれる。
結末は見えてきた。でもそこまでまだまだ長そうだ(苦笑)