狼と香辛料(14)

狼と香辛料〈14〉 (電撃文庫)

狼と香辛料〈14〉 (電撃文庫)

目的地と、そこに立ちふさがる敵と、新たなる仲間と、別れの土地が提示される。続く道が2つ提示されて、最善となる道を選ぶロレンスとホロだが、それは望む道ではない。そんな話。
珍しくロレンスがピンチになることはなく、緊迫感という意味ではやや物足りない感じがするけど、明確にラストへの道筋が示されたことによって非常に重要なエピソードとなる。大きく回り道をしたけどようやくここまで来たんだなあという思いはある。
ラストシーン、ここだけ見るともうこれがラストシーンでもいいんじゃないかと思えるくらいのバカップルぶり。ああ、いつものことですか(笑)