神のみぞ知るセカイ(2) 祈りと呪いとキセキ
- 作者: 有沢まみず,若木民喜
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/05/18
- メディア: 文庫
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前巻は文庫という漫画とは違ったメディアの特性を生かして、1本の長編の中で2人同時攻略という内容だったが、今回は漫画と同様、短編が3本収録(1本は番外編みたいなもの)。正直、前巻のスタイルが好きだったのでここは継承してもらいたかった気もする。
1人目は呪われたゲームを追いかける巫女さん。恋愛要素は全くなくて逆にそこは新鮮なのだが、ならば最後キスで掛け魂を追い出す必要はなかったのでは。2人目は何事にも興味をなくしてしまった天才少女。こちらは1人目とは異なりターゲットが桂馬を好きになっていくのがしっかりと描かれている。個人的には好きなエピソードなのだが、枚数の関係か全体的に描写が不足していて物足りない感じ。
そうはいっても2本つのエピソードで恋愛要素皆無なものと恋愛要素満載なもので1冊の文庫としてはバランスのいい内容になっていたのではないかと思う。