携帯ゲームに携帯回線がつく日
ソニー・コンピュータエンタテインメント（ＳＣＥ）は27日、携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル（ＰＳＰ）」の新型機を年末から順次発売すると発表した。ゲーム機の表と裏側にタッチ式の機能を搭載。従来の無線ＬＡＮ（構内情報通信網）に加え、携帯電話回線（３Ｇ）を加えることで、ソフトを外出時などでもダウンロードしやすくするほか、全地球測位システム（ＧＰＳ）機能も加える。
http://www.nikkei.com/tech/news/related-article/tc/g=96958A9C93819696E0E5E2E79E8DE0E5E2E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E2E5EAE5E5E2E3E7E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2;bu=BFBD9496EABAB5E6B39EBBAA83A6A1909397A3BF82ABB4E0FDA6B38A82B3A0E18B9DB7B9F9F995EA8AE2ABA3979D82A4E3E0919CA2F99E9D97BCE4B9A39DEBEAA6B4A0ABE2869FB0E397B8B8E591EB8BA89E8187A29CA180B6858384E0A2B894838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3919A9886FDB7A4ABB59697EF
新ハードの発表は何度体験してもワクワクする。しかも今回のNGP*1はデジタルガジェット好きが喜びそうな要素てんこ盛りで今から楽しみ。
そこで気になったのが「3G回線付き」。今まで極端な話、買えばそれで終了だったゲーム機に「契約」という概念が加えられるわけで、これまでの新機能とは一線を画するものであると言える。それだけに金銭的な負担だけでなく、心理的な障壁も高くなるわけで、ここをどうクリアするかがNGP普及の鍵となりそう。
とはいえ、PS3のブルーレイ搭載や、初代XBoxのLAN端子搭載など、どう考えても無謀だろうという機能がゲーム機に搭載されたことはこれまで何度かあり、しかもあとから振り返ってみればそれらは正解だったことを考えると、3年後、5年後から見たら3G回線のついていない携帯ゲーム機など不便きわまりないということになっているのかもしれない。
任天堂の岩田聡社長は28日の決算説明会で、自社のゲーム機への携帯電話回線（３Ｇ）の搭載について否定的な見方を示した。前日にソニー・コンピュータエンタテインメント（ＳＣＥ）が３Ｇ搭載の新型携帯ゲーム機を年内にも発売する計画を発表。岩田社長は「（任天堂とは）異なる方向」と述べ、ＳＣＥとの戦略の違いを指摘した。
テクノロジー : 日経電子版
このやりとりももはや恒例となっているが、Wii、PS3発売の頃を今から振り返ってみると、当時「HDは時期尚早」と言っていた任天堂は正論のように聞こえたが、2011年の現在、Wiiの「ラストストーリー」の画面を見ると良くできたPS2ゲームにしか見えず、正直時代遅れ感が否めない*2。任天堂は今を、SCEは5年後を見ているのかもしれない。今回も3DS(任天堂)がスタートダッシュに成功して5年後くらいにNGP(SCE)が追いつくという展開になるのかも。ただ、今回は前回以上に任天堂ハードにソフトは集まらないような気もする。意外に任天堂は苦戦するかも。
