狼と香辛料(10)

狼と香辛料〈10〉 (電撃文庫)

狼と香辛料〈10〉 (電撃文庫)

 
 
ロレンスが少しずつ大きな仕事をできるようになると同時に、伝家の宝刀だったホロが力尽くで解決できなくなっていくという図式。これは神々の時代から人間の時代へと時代が移り変わると同時に、ロレンスとホロが対等につきあえるパートナーになりつつあるのだろう。ホロの旅の終着点もおぼろげながら見えてきて、この物語の終わりが少しだけど見えてきた……かな?